「鬼平料理 池波」エントリーのコメント欄に書いた「池波正太郎の美食を歩く」を手に入れたので読んでみた。
なるほど・・・、と試してみたい料理がいっぱいあったが、ほとんど東京のお店なので、きっかけが無いと中々いけそうにない。
彼は和洋中、というかジャンルを問わず食べるようだったが、基本的には老舗、昔の味が好きだったようだ。
なので鬼平に出てきそうな料理は半分位しかなかったが、ま、江戸に出張る事があったら試してみたいと思う。
しかしこういう本は読む時間帯を決めるのが中々難しい。
食事前だと涎が出て腹がグーグーなるし、食後だとおいしさの妄想力が一段下がる。
深夜に読んだら夜食を食べちゃって太りそうだし、やはり夕方の食事前に読んで妄想がいっぱいになったところでお気に入りの店にいくっていうのがいいのだろか。
本当は読んだ後に紹介されている店にいければいいんだけどなぁ。
みんなどんなタイミングで読んでるんだろ。
最近の料理の紹介にはコラーゲンという単語がつき物だが、この本にも何度か出てきていた。
読みながら、池波氏がそんな単語を使って紹介している文を見たら文句を言いそうだなぁと思い、さらに、先日ひょんなことから知り合ったのをきっかけに読んでみた、芥川賞作家の荻野アンナさんの「殴る女」に書いてあった「コラーゲンを摂ってもほとんど分解される」という話も一々思い出してしまって、邪魔な単語だなぁと改めて思った・・・。
自分もこの単語が流行りだした頃に「コラーゲンとはいったい何ぞや?」と調べ、
「なーーんだ、分解されちゃってコラーゲンのまま吸収されることはないんじゃん。脂食ったのと同じか」
と記憶していたので、さすがに小説書いたり教授している人は、魔法の呪文のように「お肌ツルツル!はぁと」みたいに思ってしまう一般ピーポーのご婦人の方とは違うな!と思った。
池波氏からアンナ嬢に話題が変わってしまうが、ついでに彼女の印象を一言で話すと、
「親父ギャグ」
これに尽きます。。。凍りつくような親父ギャグを連発するので、寒い・・。
自分も昔は親父ギャグを連発して周りを寒がらせていたので、最近は封印していたのだが、来月一緒に鍋をやる予定なので、その時は復活させて親父ギャグで対抗したいと思う・・。
多分周りの人たちは凍え死んでしまうだろう。。。
で、その「殴る女」を読んだ感想もついでに書くが、また一言、
「赤裸々」
に尽きる・・・。
本にも出てくるアンナさんの彼氏に感想を話したら「フィクションですから!」と念を押されたけど、どう考えても本当すぎます。知り合ったばかりなのに、既に昔から知ってる感覚です。
本当にありがとうございました。
ま、この件は、鍋のときに色々インタビューしてみるつもりだけど、みんな酒豪なので聞いても記憶なくしてしまうんだろうな。
Posted by hide at 2010年11月18日 20:14 | トラックバック