11月 122005
 

Spyware Sony seems to breach copyright

 SONYがとんでもないことをやらかしたようです。
 すでに大きなニュースになっている、SONY BMG製のCDをPCに入れると勝手にインストールされる問題。そのソフトはアンインストールできず、そのソフトが実行されているPCでは、
 ○悪意のあるソフトや特定のファイル・レジストリの値が見えないようOSを改造される。
 ○このソフトをトロイの木馬等に悪用される恐れがある。
 ○このソフトが入っているPCではCDの取り込み時に雑音が入る。
 この3点でも問題なのに、さらに
 ○インストールされるプレイヤーのDecoder部分にLAMEの中で使われているMpg123のDecoderが無断で利用されている疑惑がある。
 このDecoderの中に、
 *http://www.mp3dev.org/
 *0.90
 *LAME3.95
 *3.95
 *3.95
 の文字が発見されて今回の疑惑が持ち上がったらしい。このLameとMpg123はLGPLライセンスで配布されており、このライブラリが利用されている場合は、ライブラリがLGPLである旨、要求があればソースを配布する旨、その配布方法の記述とライブラリの使用許諾書 (COPYINGLIB) を添付する必要がある。外部リンクとして利用するのであれば本体のソースコードまで公開する必要がないのだが、内部に組み込まれている場合はそのプログラム全体のソースコードも公開しなくてはならない。
 ということで、著作権を守るために著作権違反をしてしまった(疑いのある)SONY。どうなってしまうんでしょうか。


 Posted by at 22:54

  3 Responses to “SONYがとんでもないことを。”

  1. 確かにとんでもねーなー。
    違法コピーされるのが悔しくて、ノイローゼみたいになってたのかなあ(笑)
    ↓こんなニュースもあるね。
    http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20090672,00.htm
    既に脆弱性をつかれたらしい。
    とりあえず、DRMへの取り組みは自粛しないといけないだろうね。ソニーだけじゃなくて、他のDRMやってるところも叩かれる悪寒。

  2. もう訴訟起こされてますw

  3. 廃ちゃん>
    いや、LGPLライセンスのライブラリを無断使用しているほうが、今回の話題。わかりにくかったかorz..

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