10月 122006
 

 昔は死体拭きは日給XX万円でどうのこうの・・という話をよく聞いた。やっと最近聞かなくなったが、死体拭きではなく、そういう現場の清掃業務の仕事をしている人のブログがある。文章を書くのがうまいのか体験を伝えようとする気持ちが強いのか、読んでみるとその場の状況や感情・匂いまでよく伝わってくる。肉体労働も辛いものだがこういう仕事のストレスは普通に生活している人間では想像もできないレベルだろうな。
 そういえば、俺も過去に肉体労働をしていた時期があり、まぁ短期間ではあったが各農家から米を農協のエレベーター(田舎の農協の脇に立っている円柱型の巨大なアレ)まで運ぶという仕事をしていたことがあった。この仕事をしたきっかけは、7時~15時位までの勤務時間でなんと日給1万5千円という高給と期間限定という事。話を聞いたらフラフラっと参加をお願いしてしまった。
 しかしこれがまたとんでもない重労働で、30kgの米袋を一日に1,200~1,400袋も運ばなければいけない。運ぶといってもトラックだから楽だろうと思うかもしれないが、30kgの袋を1つ1つ手でベルトコンベアーに乗せてトラックに積み、農協に着いたら逆に1つ1つをベルトコンベアに乗せて倉庫に下ろすのだ。
 なんかこれだけだと大した事無いなーって感じだけど、計算すると30kg×1,200袋×2(上げと下ろし)=72トン!!。なんと72トンをほぼ休みなく手で運んでた訳です。さすがにこれはキツく、朝出勤して体重を量り、午前の仕事が終わってから量りなおすと2kgは余裕で減っていた、午前中だけでこれですよ。「これはすげー痩せれるかも!!」と思ったのだが、昼飯を食べて水分補給すると一瞬のうちに元の体重に。当然午後にも数kg痩せるのだが、仕事が終わるとすぐに焼き鳥を食いに行ってしまうので、その日のうちにすぐ元の体重に戻ってしまう。ということでダイエットにはならなかった。。
 金に目が眩んで一緒にやりたいと言ってきた友達は開始早々腰を壊し、昔からこれをやっている俺を誘った友達はずっとヘルニアでいつもコルセットを巻いている。俺は元々身体が頑丈なのか故障は無かったが、さすがに1ヶ月もやっていると体が慣れてくる。汗がダラダラ止まらずペットボトルの2リッターのお茶やポカリが必須だったのが全然必要じゃなくなり、運ぶのも全然苦じゃなくなってくる。身体ができて来たのだろう。さすがにそのころは筋肉ムッキムキだった。
 というか脱線しまくりましたが、こんな重労働もこのブログの方の精神的・肉体的ストレスにはまったく及ばないだろう。 つーか、この一言を言うだけで脱線しすぎですね。紹介だけじゃつまらないなーと思ったらこうなってしまいました。
 リンク:特殊清掃「戦う男たち」


 Posted by at 11:34

  2 Responses to “よく聞くうわさの仕事”

  1. 少し読みましたが、作業そのものより客とのやりとりがヤバそうですね。
    私の知っている大変な仕事はボイラー屋。
    昔少しだけ手伝ったけど、あれはかなりヤバいです。
    疲れていて気を抜くとか絶対できません。
    私はミスして死にかけました・・・orz
    それにボイラー故障すれば夜中でもなんでも行かないといけないですし。
    しかも現場がラブホとか・・・

  2. 焼け死ぬのはイヤだね・・。

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