久々にDeathRallyで遊びたくなり、前回書いた通りにやってみたのだがやっぱり重い。さすがにDosPrompt自体エミュレーションだし、さらにSoundエミュレーションも入ってるからしょうがないのかなと思ったのだが、やり始めると止まらない。なんとか普通に遊べる設定を探してみた。
結果、DosPrompt+VDMSoundでは重くて遊べないという結論が出ました。おしまい。
というのはウソで、「じゃぁまともなEmulatorはないのか?」とEmulatorを探し始め、「DOSBox」というDosEmulatorを発見。とりあえずダウンロードしてこのEmulatorでDeathRallyを試してみる事にした。
とりあえずインストールし実行、HDDをマウントして実行すると動作がカクカク・・・。やっぱり駄目か・・と一瞬諦めかけたが、とりあえず設定を変更してみようと設定ファイルをいじっていると、CPU Cyclesという希望がもてそうな設定を発見。これは簡単にいうとEmulatorのパワーという感じの設定値で、ガンガン上げていったらDeathRallyまともに動く状態までスピードアップ出来た。
ということで改めてDOSBox+DeathRallyでの遊び方を紹介する。
まずDeathRallyとDOSBoxを調達する。
○DeathRallyはここ。フランス語なのでチンプンカンプンなのだが、このページの「Télécharger」というリンクを開けばOK。場所はMSDOSとWindowsのアイコンが書いてある所よりちょっと下あたり。次のページが開いたら「cliquez ici 」をクリック。場所は文章の最後あたり。しばらく待っているとダウンロードの画面が開く。
○DOSBoxはここ。ここからDownloadsページに移動し、一番上から2番目のWindowsというリンクをクリック。サーバー一覧が出るので右のDownloadという列の101010と書いてある紙のアイコンをクリック。これでダウンロード出来る。
次、まずDOSBoxをインストール。これは普通にダブルクリックしてNext>Installとクリックすれば完了。
次はDeathRallyをインストール。ダウンロードしたZipファイルを解凍すると今度はRarファイルが出てくるのでRarも解凍。これはWinrarで解凍出来ます。Winrarで開くとDeathRallyというフォルダが一覧に入っているのでそれをデスクトップにドラッグ&ドロップ。終わったら「DeathRally」というフォルダ名を「Rally」に変更し、その「Rally」フォルダをCドライブに移動します。マイコンピューターを開き、Cドライブを開き、そこへドラッグ&ドロップで移動する。次にそのままRallyフォルダを開き、中にあるDR.CFGというファイルを削除してください。これはDeathRallyの設定ファイルで、このままだとどういう設定になっているのかわからなくて危ない。
次はDOSBoxの設定をします。スタート>すべてのプログラム>DOSBox-0.63>DOSBox.confを選択。メモ帳で設定ファイルが開くので、中の一部を変更します。
この部分を
[cpu] # core — CPU Core used in emulation: simple,normal,full,dynamic.
# cycles — Amount of instructions dosbox tries to emulate each millisecond.
# Setting this higher than your machine can handle is bad!
# cycleup — Amount of cycles to increase/decrease with keycombo.
# cycledown Setting it lower than 100 will be a percentage.
core=normal
cycles=3000
cycleup=500
cycledown=20
[cpu] # core — CPU Core used in emulation: simple,normal,full,dynamic.
# cycles — Amount of instructions dosbox tries to emulate each millisecond.
# Setting this higher than your machine can handle is bad!
# cycleup — Amount of cycles to increase/decrease with keycombo.
# cycledown Setting it lower than 100 will be a percentage.
core=dynamic
cycles=20000
cycleup=500
cycledown=20
このように変更。core=の部分はエミュレータの互換性重視かスピード重視かのコアの切り替え。cycles=の部分はエミュレーションスピードの設定なのだが、PCのパワーより高い値に設定すると逆にカクカクしてしまうので、自分のPCに最適な値を探して調整してみて下さい。実行中にCTRL+F12とCTRL+F11でスピードアップ・ダウン出来るので、最適な状態になったらタイトルバーに表示されてるCycles値をこのCycles=に設定すればOK。ここではとりあえず20000に設定してみます。
次はDOSBoxを起動したらDeathRallyを自動で実行してくれるように設定します。
先ほどの設定ファイルの最後のこの部分を
[autoexec] # Lines in this section will be run at startup.
[autoexec] # Lines in this section will be run at startup.
mount c: c:/rally
c:
rally
と追加。終わったらファイル>上書き保存し、メモ帳を閉じて下さい。
ここで何をやっているのか解説すると
mount c: c:/rally は、HDDのC:/rallyフォルダをCドライブとしてマウントしなさいということ。
C: はカレントドライブをCドライブへ変更。
Rally はDeathRallyを実行するということ。
DOSBoxをDeathRally以外にも使いたい人はこの設定はしないで、毎回上の3コマンドを入力しましょう。
さて、いよいよDeathRallyの実行だ。とりあえずDOSBoxのショートカットをデスクトップに作成したいのでスタート>すべてのプログラム>DOSBox-0.63>DOSBoxを右クリック>コピー。デスクトップを右クリック>貼り付け。貼り付けたらさっそくダブルクリックしてみよう。
DR.CFGファイルがないからまずSETUPを実行してくれ!と怒られるはずだ。ということで
C:\>
C:\>setup
と入力し、Enter。Setup画面が出るので、「Sound Blaster MONO/PRO/16/AWE32」を選択してEnter。次に0x220を選んでEnter。次はIRQ 7を選んでEnter。次にDMA channel 5を選んでEnter。最初の画面に戻り「Save and exit setup 」を選んでいる状態になっていると思うので、そのままEnterを押す。これで次からはDOSBoxをダブルクリックするだけですぐDeathRallyが始まります。
Type RALLY to play Death Rally
と表示されたかな?。RALLYと入れてEnterを押すとゲームが始まります!
上でダウンロードしたDeathRallyがShareware版じゃなくて正規版なような激しく危険な香りがするのだが検証していない。ゲームの遊び方はまた気が向いたら説明しよう。とりあえず適当にあそんでみるかググってみてくれ。
忘れてた。全画面表示に変えるにはALT+ENTER。ウィンドウモードに戻す場合もALT+ENTER。