今朝突然電話が鳴り、出てみると部下が亡くなったとの事。電話の主は結構なオオカミ少年なので「またウソついて、さっき気がつかなかったけど携帯に本人から着信きてるよ」と返したら「それはお母さんだ」との事。「ウソだろ」と信じていなかったが、いつも始業時間前に来ている彼女が始業時間になっても会社に来ない。しばらくして彼女の母親から連絡が来て信用するしかない状況になった・・。朝起きてこないから起こそうとしたら冷たくなっていたそうだ・・・。つーかそんな事言われても中々受け入れられない。「そんな訳ない」という感じで・・・。
昨日は翌日使う書類と取材の話しをして「これ明日のX時で完成させましょう、私は朝から取材に行きます。じゃぁまた明日、おつかれさまー」と普段通りに帰ったのだが、、、、つーか何故こんなことに!?
彼女は病院で亡くなった訳ではないので死亡診断書を貰うために警察へ行っている。とりあえず本人が家に帰ってきてから行くと言うことで連絡を待つが、中々連絡がこない。その間電話の彼と俺は抜け殻になっていました。それぐらい要の人だった訳です。
3時間以上経っただろうか、本人が家に帰ってきたよという連絡を貰って彼女の家へ向かった。家に入り、部屋に入るとそこにはもう息をしていない彼女が・・・。つーかあり得なさすぎる、訳わかんない。診断書を見せて貰ったら「急性心機能不全」となっていたが、なんつーか、なんなんだよ。
彼女はあまりちゃんとした食事を取らず、お腹がすいたらその都度クッキーやらそういう類の物をポリポリと食べている子だった。昼休みにご飯を食べてる姿を殆ど見たことが無かったので、「ご飯は?」と聞くと、「普通の食事は胃もたれする」とか、「ご飯を食べると胸焼けする」とか・・・要するに「食べたく無いので食べません!」という感じの返事だった。
彼女は兎に角偏食な子で、会社のみんなで食事に行っても出てきた料理を一口二口、味見程度しか食わない。彼女のお母さんや叔母さんも「彼女はほんとに食べないから・・・」等とぼやいていた。「親がなに言ってるんだよ・・」とも思ったが、彼女はホントに我が道を行く人で、自分が嫌なもんは誰に何を言われようが上司からだろうが嫌!とハッキリ言う人だった。俺は散々虐められたもんだ。
うちに就職してから5年になるかな? 最初の頃から彼女の食事風景を見て「ちゃんとしたご飯食わないと病気になるぞ!」と口が酸っぱくなる程言っていたのだが、最近は「最近結構食べれるようになったんですよ」という返事が返ってくるようになってきて「ヨシヨシ」と思っていた所だったのになぁ。
その後会社に戻ったのだが、もう彼女が戻ってこない事は信用するしか無くなってしまったわけだ。でもちょっと気を抜くと、頭の中に「ほら!だから言っただろ!ちゃんとしたメシ食わないと病気になるって!と言ってやる!」とか一瞬浮かぶのだが、直後に「あぁ、もう言えないんだ・・・」と思ったり、「XXXちゃん(彼女)に頼まれたこれ、先にやっとかないと怒られちゃうなぁ」とか思っては「イヤイヤ彼女は・・・」と訂正し。。俺の後ろの彼女の椅子にはいつも通り上着が掛かっていて、そのうち「おはようございまーす」と来るんじゃないかと妄想したり。
つーか、昨日まで普通にピンピンしていたのに、元気な顔ともう動かない彼女との顔が交差して、頭の中がパッパッとフラッシュしてる感じ。訳がわからず仕事も手に付かん。
もうきりがないのでここまでにしときます、彼女のご冥福をお祈りします。でも彼女の我が儘っぷりで成仏出来るかなぁ・・・。それだけが心配。
「私が死んだらまず福山雅治に会いに行きます」と言ってたけど、彼には会えたのかなぁ。
5月 092006
何と申し上げればいいのか…。
面識ないけど、とにかく、ご冥福をお祈り申し上げます。
おろろ・・・何といっていいか
ご冥福をお祈りします。
偏食は本当によくないね。
まずは、面識ありませんがご冥福を申し上げます。
そして、そんな状況なのにオイラの話に真剣に答えてくれたhide氏に心から感謝している。
hide氏のことだからもう知っているかも知れないが書いて置く。
グリーフワーク、またはモーニングワークという言葉がある。
<死別の悲しみの事実を忘れたり否定して、悲しみから回復していくことではなく、悲しみの経験を通して、自分の悲しみ苦しみを徹底的客観的に見つめる行為が本当の立ち直りには必要なのだと言う。>
現実を認識する事はできても
すぐに受け入れることは中々難しい事だと思う。
人は、良くも悪くも時間が必要な時があるから・・・
つーかGill連射禁止w