10月 142004
 

 会社のファイルサーバー君からものすごい異音がする。こいつはHDDの増設以外数年ほったらかしの状態で使われているかわいそうな奴だ。この異音は電源ファンが終わった音だなと検討は付いていたのだが、「うるせぇなぁ・・・」と思いながらもかれこれ2週間位ほったらかしていた。今日は我慢の限界が来たので重い腰を上げて修理する事にしてみる。修理といっても新品ファンを用意するのが面倒なので応急処置だ。
 さて、とりあえずケースを開こうと思ったのだがネジが特殊な形で回せない。。。微妙に会えば回せるだろうと軽く考えていたのだが工具セットは自宅に持って行ってしまったのでしょぼい工具しかなし。しょうがないのでビルの管理人さんから大きめのマイナスドライバーを借りてきて無事開くことが出来た。
 さてさて、と開いたらビックリ。予想はしていたがものすごいゴミというか埃の量だ、触った手は真っ黒。ネクタイ汚れたら嫌だなぁと思いワイシャツの中に潜り込ませテキパキと電源ユニットをばらし、異音の原因電源のファンを取り出す。シールをはがして軸とベアリングを除いてくたびれ具合を見てみた。
 「うーーむ、見た目じゃわかんねー」
 まぁ、こんなもんである。というのはいいとして、油ぎれで死んでいるベアリングにスプレーグリスを全開で吹き込でみる。「グリリリリリ・・・・・・停止」、停止してしまった・・・。
 とりあえずグリグリとグリスをすり込みながら手動でファンを回しているとかすかに動く。こりゃこのままやってりゃ動き出すなぁ、と続けていたら弱く動き始めた。風量は手で感じられない位の量。まぁこの状態で回してりゃ馴染むだろう、ダメだったら掃除機の吸引力で羽を全速回転させりゃいいや。
 よし、一段落付いたし手を洗おう、と洗面所に行き丹念に洗う・・がなかなか落ちない。。ガシガシとやっとの思いで汚れを落としてPCに戻ってみると、さっきまで弱々しくカクカクしていたファンが「フィ~~~~~ン」と静かに全開で回っていた。「やった!修理完了!」、またすぐうるさくなっても困るので、適量を通り越してヤバイだろ位までグリスを塗っておしまい。今は静か~~に回っている。シールは貼らないでくみ上げたので、また異音が出たらわざわざバラさなくてもケースの隙間からスプレーグリスを塗るだけ。楽ちん。てか本当は新品交換すりゃイイだけなんだけどね。出かけて買ってくるのがめんどくさいのだ。
 普通はCRCを吹くのだろうな。今回はCRCが無くてたまたまグリスがあったのと、CRCだとすぐ乾いてしまいそうだなぁ、と思ったので迷わずグリスを塗りたくってしまった。
 ちなみに日本製の新品ファンの軸にグリスやCRC類を塗ると確実に寿命が縮まるそうなので塗らないようにしよう。怪しい海外産のファンは新品購入時にすでに油ぎれを起こしている場合が多々あるようなので、そういう物には装着前に油を塗るようにしよう。
 まぁ最近は静穏ブームでファンの性能も質も上がってきているのであんまり粗悪品ってのはないのかな?


 Posted by at 18:26

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